space×drama2016の感想を様々な視点で載せていきます 。300文字以上の感想を各劇団が書いていきます。皆様もコメント欄に是非お書き下さい!


by spacedrama

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Zsystem矢田亮太です。
大変遅ればせながら劇評を書かせて頂きます。


まず驚いたのが劇場真っ白やんか!って事です。
時にスクリーンのように模様を映し出す垂れ幕はふわふわとした浮遊感を劇場全体に感じました。
お芝居からもどこかゆったりとした時間の流れが伝わってきました。

次に証明が下まで降りている状態から始まった所です。
舞台って意味をもたせる事で色んな使い方、見え方になると再確認させて頂きました。


私は夢があるお話が大好きです。
僕も意味なく死神たちに取り憑かれたい。
死ぬのは嫌だが(笑)


印象に残っているのは疫病神の演説のようなシーンで、さも言っている事が現実世界で本当に行っている事柄のように思えて、疫病神が必死になればなるほど泣きそうになりました。


残念なのは静かな会話のシーンになると客席まで声が飛んでこなかった事です。その分、感情移入が出来なくてストーリーを追えなくなったりしました。


しかし、兎にも角にもspacedramaを通してコレクトエリットの重田恵さんを好きになりました。
声質もそうですが、雰囲気というか、どんなに明るくしてもどこか悲しげに見える所が素敵です。



私も参加したい、そんなお芝居でした。
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by spacedrama | 2009-08-31 21:49 | s×d2009 | Comments(0)
こんにちは、福村実緒子です。
カン劇Cockpitさんの劇評ですが、すっかり遅くなってしまい、申し訳ございません。
今回も、ド素人の読みにくい文章ですが、どうぞお付き合いください。


今回はエレファント・マンの人生を描いたお話。
正直、エレファント・マンという名前だけは知っているが、ほとんど知らない状態で観たので何も先入観がなかったのは良かったのかもしれません。
こういう、人の人生に焦点をあてた話って、テレビや映画、本でもよくありますが、芝居として表現するとなると、あらゆる制限がでてくると思います。
セットにしても、時間にしても。
でも、芝居には、それらでは表現できない部分ができたりする。
芝居ってあらゆる可能性があって、色々な角度から作り上げることができるから。
今回は、そんな芝居でやるからこその良さを感じさせてくれたと思います。
むしろ芝居であるからこそ成り立っていたとも言えるのですが。
全体を通して感じたことを一言で言うならば、「美しい」。
ただ、これは感情面での話しですが。
でも、美しかったから良いというものでもないと私は思います。
まぁ、今の時代であれば、あの美しさはすんなり受け入れられたでしょう。
しかし、エレファント・マンが生きた時代は、もっと過酷でもっと厳しい現実があったのではないだろうか。
劇中にも彼を利用しようとする人間、彼を嘲笑う人間たちが出てきました。
そんな彼らがいるから、彼の母の「ここだけはキレイにしておきなさい」という言葉が生きてくるのだが・・・。
どこか物足りない気がしました
エレファント・マンの心がキレイで純粋な分、もっと美しくない心を他で表現すると際立ったかもしれません。
ただ、今回のエレファント・マンは、美しい感じが多かったため、観客側からすると、愛しい存在に感じられた。
いいや、それは山本鷹也さんだからできたことなのかもしれない。
どこか儚げで、守りたくなるようなエレファント・マン。
忘れがちな他人に対する思いやりや、自愛などを私たちに教えてくれたような気がする。
純粋に人を受け入れ、愛するということが難しい世の中だからこそ、こういう芝居が必要だと私は思いました。


最後にちょこっと思ったことを。
今回はセットもシンプルにタンカンを組んだだけで、無機質なものでした。
しかし、そこには、内容や役者の演技で魅せるという意思が感じられました。
実際に、内容と演技で素晴らしいものを魅せてくれたのですが・・・
ところどころに練習不足を感じました。
特に複数で台詞を合わせるところなど。
少し聞き取りにくかったので、残念です。
また、話がサラーっと流れていく感じでだったので、もうちょっとメリハリが欲しいところでした。



今回、この芝居に出会えたことは、私にとってとても意味あるものでした。
有意義な時間をありがとうございました。
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by spacedrama | 2009-08-31 02:33 | s×d2009 | Comments(2)
総選挙も終わり、民主が単独過半数を取りましたねぇ。
そんな中、應典院舞台芸術祭space×drama2009も最終ランナー、【特攻舞台Baku-団】さんの公演も明日で終わりを告げます。

カン劇cockpit松本です。
何気に、明日ゲスト出演がありますのでドキドキハラハラであります。

それでは劇評です。
正直、このような難しい主題を取り扱ってなおかつ笑いも忘れないのは巧いなぁと感心しきりでした。
真摯に、介護問題に立ち向かい扱う姿に尊敬いたします。

しかしながら、僕の涙を誘ったのは若年性痴呆症の西原希蓉美さん演じるところの市井風子の衰えていくのにあ明るい姿。なんだか、彼女と谷屋俊輔さん演じるところの関戸久人との悲しき交流が浮きだってしまって、本来浮き立たせていきたい部分が沈んでしまったのではないでしょうか?
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by spacedrama | 2009-08-30 22:54 | s×d2009 | Comments(0)
公演中の劇評は、ネタバレ含んじゃうから、あんまりかなって言ってたら、Baku団の総長に、
書いてと言われたので、書きますw、加茂です。

もう、はっきり書いていいんじゃないかなと思いますが、
今回の、space×drama2009 では、ダントツの出来でした。

なので、逆に劇評が書きにくいw

ネタバレしない程度に書いておきますが、
介護の上っ面だけでなく、汚い部分、目をそらしがちな部分を、隠すわけでもなく、
しっかり描きつつ、重くない。
いつも思いますが、このセンスは、すばらしいです。

もうね、西原さんかわいいの。歌うまいの。(CD買いました)
宮川さんなんて、反則レベルでうまいし。とみずさんなんて、きれいにハマリすぎてて。
上田ダイゴさんについては、ある意味楽しそうで。
全員言い出すとキリがないんですが、役者がすばらしい。
あえていうと、谷屋さんが歌がヘタということだけで(笑

美術、照明、音響、制作(受付等)、なんでしょう。
ここ直したほうがとか言えることがないです。完璧です。(褒めすぎか)

もし、今回の space x drama に役者やスタッフとして、参加した人で見にいってない人は、見ておいてください。
せっかくフェスに参加してるのに、ただ、自劇団の公演時だけしか應典院に行ってないなんて、
悲しすぎます。それなら、フェスに参加する意味がわからないです。

なんか宣伝チックになりましたけど、いろんな人に見て欲しいと思った。
そんな作品だったからです。
(ちなみに、Baku団の総長から、ワイロなどはもらってませんw)
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by spacedrama | 2009-08-30 09:43 | s×d2009 | Comments(1)
どうもお世話になります。
泉でございます。
劇評いたします。

Zsystemさんは初めて見させていただきました。以前チラシか何かを見たことがありまして、ほかの劇団でやってらっしゃった方たちが集まってやっているのかと思っていたら、割とフレッシュな方々だったので驚きました。プロデュースとプレゼンツの二つのスタイルがあるんですね。劇団の幅が広くていいですね。

特殊職業シリーズということでしたが、正直なところあまり引越し屋さんの魅力が伝わりにくかったかもしれません。

オープニングの雰囲気から、日常のささいな生活と繊細な心の動きを、私たちに近い言葉で語ってくださるのかな、と勝手に期待してしまったのですが、思いのほか登場人物やストーリーが飛躍し、どこに目をつけてよいのか混乱してしまいました。
僕の感受する力が弱いからなのかもしれませんが、主人公を含め、それぞれの人物が抱えるコンプレックスが伝わってこず(言葉ではわかるのですが)、何に悩み、どのように成長していくのかが見えにくかったです。では逆にそのあたりを見せないように作っているのかと言えばそうでもないように見えてしまいました。

しかし主人公の、思い悩み何ともいえない言葉を叫びだす瞬間は多少盛り上がらせていただきました。
あれをもっと、見ていられないほど揺さぶられて見たかったです。そこまでにコツコツと積み上げられた感情や情景があればそれは可能だったかと思います。
自分の居場所に思い悩む人の姿は非常に魅力的で興味をそそられます。
もっと深く、もっとリアルに見えたらすばらしい作品になっていたと思います。

人が変化の前に立ち止まって逡巡し、また一歩歩き出す様を引越し屋さんが手助けすると考えると、非常にいい物語だと思います。引越し屋さんはすごく素敵な職業だと再認識できたかもしれません。

特殊職業にこだわるという観点は面白い見方だと思います。
また次の職業に期待したいと思います。
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by spacedrama | 2009-08-29 16:07 | s×d2009 | Comments(0)
お世話になっております。
バグダッドカフェの泉です。
劇評です。

カン劇Cockpitさんは初めてみさせていただきました。
普段はコントをしているとのことだったので、今回の笑いなしという選択は非常に勇気のいったことかと思います。

オープニングの雰囲気に飲み込まれました。
単管パイプで組んだ高さのあるシンプルな舞台に暗めの照明、アンビエント系の音楽、空間が引き締まった感じ。こういった始まり方が好きです。

物語はエレファントマンが題材です。主人公のジョゼフ・メリックは極度の奇形です。この表現をどうするのかが非常に興味がありました。
白い衣装に純粋な少年。メイクはなし。ここでHUMANBEINGというタイトルが効いてきました。
実際の人物、しかもこういった特異な存在を扱う際にどのようなアプローチにするのかがこの主人公の置き方に見えてきた気がしました。
純粋な一人の人間とその人間を蔑み、利用する人間、はたまた愛する人間。
この関係性と世界観を提示したいのだと感じました。そしてその目論見は伝わってきたと思います。

ただオープニングの雰囲気や舞台、衣装などの方向性とお客様への提示の方向性が少し合っていないような気がしました。
演出や淡々とした進め方、パフォーマンス部分など物語を無理にドラマティックにせず語るやり方は、とてもよかったのですが、語る役者たちの演技のばらつきや一部の台詞が、ところどころで観客側に迎合しているような気がして、ちょっとなんというかあざとさを感じてしまう部分がありました。僕の性格が悪いからかもしれませんが。
もっとお客様を無視して通してしまったほうが話が引き締まるのではないかと完全にいろんなことを棚にあげまくりながら思ってしまいました。
コントとこういうことができる二面性はすごいことだと思います。
マルチな才能だなあと悔しがりました。
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by spacedrama | 2009-08-29 15:36 | s×d2009 | Comments(1)
観劇日:2009年8月6日木曜日

(感想)

単独公演としてははじめてみました。

舞台空間を多様に使い、芝居のめくるめく疾走感はタイトルのごとく、みる楽しさを与える。
コロスたちの群舞はからだが伝えるいきづかいであり、この芝居が左脳ではなく、右脳で感じる芝居を意識されてつくられているのを感じる。それはまさにノンストップなものである。そこに流れていくものがたりは多岐繰り広げられ、回収不能なものであってもかまわない。そんな力を感じた。

 でも、なにかがからまわっている。作者が情報に綴じ込まれていく現実をあみあげていく。

 それを食い破るもの。それは役者ではなかろうか。台本を忠実に運んだり、はしる物語を役者の
理解で語ろうとする。そんなものではない。この虚構世界がとどまることをさせないなら、なにかにかける。それは博打のような、そんな役者の闘い。
役者が食い破る吐き出されたことばがうみだされるのを聞きたかった。
役者の居直りでつかもうとする言葉が次から次へとからだからほとばしる。。。

作者に優しい役者たちではからだという個別性を舞台のまな板にあげるにはことばの追随者に過ぎない停滞を感じた。

作者、そのものが劇に激を飛ばすほど、芝居は宣言、もしくは熱いひとりごとになっていった。

(劇評)

 演出の言葉で「世界は繋がっている」。そうとは思わない。演出は言っている。そして、さらに本当は繋がっているが僕らの意識が繋がっていないだけだ。それはなぜか。この虚構世界がその繋がっているのに、繋がっていないことを意識ではなく、そこに存在することで感じていることに切り込んでくるはずだ。

 野田秀樹の身体世界からみせてきた劇世界や唐十郎芝居の世界状況の感覚的把握でこちらの生きている感覚に訴えかけてくるもの。

 ある意味で暑苦しく突き抜けていく世界。

 その世界から紡がれている劇世界を感じるのに、そういう、感覚的なものがうごかされなかったのはなぜか。いま、個人の集まりは集団という生きものにならないのか。維新派や少年王者館は作者の劇世界に演じるものが徹底的にピース(断片)になることでその世界をさがすいきものにもなってみせている。

 だから、時代がということではないのだろう。

 でも、いま、じぶんをさがすものがもっとじぶんの知らない世界を探そうとしていないのではないか。役者は演じるものだけであって、うそ(虚構)のものとか、観客から投影されるものとかあるはずなのに、役者のイメージがとても小さくなっているのかもしれない。たとえば、職業としての役者とか。経験的にできるものとか。技術論的役者は世界を相手にはしていなく、世間を相手にしている。それはこの芝居では違うはずだ。特権的肉体論はいまだ有効であることをこの劇世界は示していると思うのだが。
 
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by spacedrama | 2009-08-28 15:30 | s×d2009 | Comments(1)
小屋入りしてバタバタしております、公演中もジム通いはやめられない、特攻舞台Baku-団の水本です。
Zsystemさんの『トランスふぁー!!』を拝見させて頂きました。

就職が決まり、引っ越し当日となった青年のアパートの一室。
しかし、青年はゲームに夢中で、なかなか動こうとせず。すると、個性豊かな隣人や友人が来訪して…

構造そのものはシンプルで登場する人物も面白かったです。
ただ、主人公たる青年の葛藤というものがまだ弱かった気がします。
特に前半でそれを示しきれていなかった為か、各人物との関係性を捉えるのに、時間がかかりました。

いっその事、もうひとりの主人公たる引っ越し屋を、もう少し年配の大人の設定にして、『自分で何かを抑えながら働いて生きている』という主人公のアンチテーゼ的存在にしてしまえば、テーマが浮き彫りになったのではないでしょうか。
はっきりと言ってしまえば、風俗嬢の葛藤や侍の過去など、どうだっていいのです。
青年が何に悩み、何に傷つき、何に背中を押してもらったのかがもっと見たかったのです。

僕は作家なので、なんとなく気持ちがわかるのですが、こうした群像劇? のようなものを書くとき、サービス精神でどの登場人物にもいい台詞や複雑な過去を与えてしまいがちです。
横一列現象とでもいいましょうか。事実、そういう作りやと、立ち位置とかも大概横一列になってしまいます。
しかしながら、客席から欲しいのは、主人公を通した人間ドラマです。
トップは主人公やと思うんです。
どんな変わった人物が来訪したとて、面白いと感じるかどうかは、主人公のリアクションやと思います。

ラスト、アルバムの映像が流れて終わる辺り、単なる密室のコメディや会話劇に終始せずに、この劇団は、何かの立場表明をしたいのやと感じました。
その表明はイコール主人公の決意表明でもあると思うんです。

他の登場人物を後ろに下げさせる事が出来れば、もっと届く作品に尖っていくと思います!

特攻舞台Baku-団
水本剛
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by spacedrama | 2009-08-27 07:22 | s×d2009 | Comments(0)
どうも、福村実緒子です。
妄想プロデュースさんの劇評、大変遅くなってしまい申し訳ございません。
今回もド素人の劇評(ただの感想に近いけど・・・)にお付き合いくださいませ。


三部作の第二幕ということで、会場に入る際に、前回の公演のあらすじを書かれた紙を手渡されました。
しかし、あらすじのあまりの量にビックリ。
できれば、もうちょっとサクッとした感じで読めるものが良かった・・・。
私の頭で理解するにはちょっと時間かかりました。
妄想プロデュースさんは、はじめましての劇団さんだったのですが、いきなり第二幕から入ったので結構厳しかったです。
前回を観ておきたかった・・・。
なので、芝居中、ストーリーについていくのに必死でした。
ストーリーが、前作と絡んでいる上にストレートな感じの芝居ではないため、想像力との戦いでした。
なんだろう?
観終えたあとは、人の夢を観たような気分。
今までは味わったことのない感じ。
これは妄想プロデュースさんの独特の色なのでしょうか?それとも今回の公演の特徴??
他の作品は観てないので何ともいえませんが、独自の色があるって素敵だなーって思いました。
でも、独自の色って、生かすも殺すも自分ら次第。
これって難しい・・・。
演出的に感じたことと言えば、どこかにありそうだなーという感じ。
特に人を多様して、魅せる演出。(傘や灯り)
大きいキャパではよく観ますが、このキャパであれだけの人を使って何回も魅せるってのも迫力あるなーと思いました。
正直に言うと綺麗だったのですが、芝居自体には生きていなかったかもしれません。
なんか芝居から切り離された感じを受けました。
パフォーマンスとして独立してしまっている感じ。
ちょっともったいなかったです。
芝居としては、とてもパワーある芝居で、走郎が印象に残りました。
いい意味で、彼が登場すると雰囲気が変わっていたと思います。
エビスが惹かれるヒミコですが、彼女はとっても重要な役であり、前作との繋がりをみせてくれる存在の一つでした。
そこには母の面影、また心の奥底で求めているエビスの心情を感じとれた気がします。
しかし、個人的にはヒミコの衣装に違和感がありました。
キレイなブルーの衣装が浮いていたように思います。
周りの衣装がモノトーンだったため、またヒミコの存在に意味をもたせるためだったのでしょうが、どうも私的にはしっくりきませんでした。
3人組が2グループあったのですが、とてもバランスがよく、芝居の中で一呼吸おける場面を作りだしていた気がします。
舞台装置についてですが、とても凝っていて、ビックリするほどでした。
いや~、あそこまですごい装置をみたのは久々。ラストなんか迫力があって良かったです。
今回は、私に理解力が足りなかったため、多くのことを吸収、理解することができませんでした。
でも、観終わったあとのはじめての感覚はいい出会いでした。
たくさんの情報が頭の中に入ってきて、ぐるぐる回る・・・。
他人の夢を観ているような感じ。
この夢の続きがまた観たいです。



個人的には、ピエロ役のあまのあきこさんの演技が好みで、彼女が話すだけで、不思議な空間に誘われるようでした。
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by spacedrama | 2009-08-25 23:28 | s×d2009 | Comments(0)
夏の暑さと湿気が気になるので、布団から卒業して
ベットを買おうかと考えている仁井千絵です。
そうこうしているうちに、秋の気配も感じる今日この頃ですが。

遅ればせながらなので、恐縮です。
遅滞の神様、あと1回目をつむってくださいませ。

さて、今回は一人の男の壮絶な人生を描いているお芝居。
その昔、映画で観たことのあるお話ですが、今回はシンプルな舞台美術ながらも
総天然色での観劇となりました。

映画、エレファントマンを見たときも、シザーハンズを見たときも
名作名高いフランダースの犬を見たときも
周辺の人たちの冷やかさに、むかっ腹が立って、
いぃーーーーーー!ってなったもんです。
今回もそうなるかと思っていたら、意外にならずでした。

担当医師が果たして善良な人間なのかどうかも、疑わしくて
主人公の彼に面会するセレブたちも、流行だからという理由でのもの。
この人たちの真意はなんだろうかと、疑心暗鬼になりながら見てゆくうちに、
それでも主人公にとっては、目に見えて体験できる出来事の方が
大事なんだろうなぁ~なんて思えてくる。
自分を取り巻く人々の真意がいかなるものであっても
触れてわかる優しさを求めてたのかなと。

産みの母親と父親の関係性なども、もっと知りたかったかなぁ。
ちらちらと見え隠れする母親の面影と、父の存在がつながらなくて
絆の部分とかも、見てみたかたなぁ。

死期を悟ってか、枕にその頭を深く沈め、旅立つ様には
堂々としたものも感じられました。
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by spacedrama | 2009-08-24 22:30 | s×d2009 | Comments(1)