space×drama2016の感想を様々な視点で載せていきます 。300文字以上の感想を各劇団が書いていきます。皆様もコメント欄に是非お書き下さい!


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がっかりアバター「この町で、僕はバスを降りた」観劇。(石田1967)

6月14日(日)

《space×drama2015》
がっかりアバター「この町で、僕はバスを降りた」観劇。
http://www.gakkariavater.com/

【感想】
突き抜けた感触を得る。
走り続けて辿り着いた場所。
だが安寧の地点ではなく更なる地獄へ突き進む座標点!

さて、
千秋楽も終え、この公演を振り返ろうかと思う。
1度目の通し稽古を観て、僕は稽古場に都合3回足を運んだ。
何故かは、好き・・・と、会社の帰り道に稽古場があった事が要因だろう。
で、今回の稽古場はかなり面白かったのが印象深いと感じている。
ただその面白い・・・というのが、
いつもと理由が違う。




・・・・こんなに作品を生み出すのに苦労している彼らの姿を見るのが初めてだからだ。
僕はレアな現場に立ち会ったと興奮した。
ぞわぞわした。
いやもしかしたら僕が知らないだけで、いつもこうだったのかも知れないのだが・・・
が、
今回何故か色んな歯車が噛み合わない事が続出しながらも、
それでもめっちゃ面白い!とも思う自分が居て、
複雑な気持ちで彼らを観ていた訳である。

整理しよう。
通し稽古を観た後に、アンディくんはいつも僕に意見を求める。
当たり前だ。
僕は幾つかのワードを口にするが、
今回に関して言えば言い知れない「沼」を感じた。
いつもは「楽しい地獄」であるのに、「沼」を感じたのだ。
そこはとてつもなく違和感のある場所だった。
そしてこの作品に対し、言葉を重ねた。

・タイトルにセンスを感じたのに、バスが出なかった。
・エログロがいつもより少ない。
・全体的にマイルドになったのは何故?
具体的にはこの三点に焦点をあてた言葉になった。

それでも通し稽古中にもアンディくんは面白がって、
シーンの途中で あれやってこれやって と注文を付けたりしながら、
作品の進化(悪乗り)を目の当たりにして、こちらの気持ちは盛り上がった。

だが公演本番を観て悪乗りをした部分がだいぶ削られているのに僕は驚いた。
悪乗り部分は稽古場に来ている人間へのサービスではあるのだが、
それが圧倒的に熱を孕んでいる、意味なく熱を孕んでいる(笑)場合が多い。
が、それが丸々なかったりするとビックリする。
(勿論、かなりシュッとするんですけどね)

でもそれを観たかったと日曜日観劇時にアンディくんに伝えたのだが、
もしかしたらその辺りは月曜日千秋楽には復活していたかもしれないし、してないかも知れない。
ただ確かなのは、
それらを削ってまで昇華しようとした目論見は何だったのかである。

アンディくんは稽古場でこう言ったのが印象深かった。
「この作品は誰よりも板に乗っている役者自身が楽しんで下さい」
その後に続く言葉はうろ覚えだが、
「それでこの作品は完成する」
といった内容だったように思う。

ぐるぐると色んな言葉が頭を廻る。

はっきり言う。
面白かった。
面白かったが「啓蒙の果て、」には届かなかった。
それでも、この作品が初めてなどの、「がっかりアバター・ビギナー」さんであるなら、
こんなに面白い作品はなかなかにないのだと感じる。

でも僕は、がっかりアバターにボコボコにいかれていた男である。
だから前記のような言葉になるのだ。


・・・・と、ここまで書き進めながら、
それすらも前フリ・・・のような作品をまた出してくるな・・・とも考えられる。

前々回の炎上騒ぎからの、
「お洒落な炎上」 という作品のスプリット。

ますます目が離せない集合体、がっかりアバター!
これからも追い続けようと思う。
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by spacedrama | 2015-06-22 10:10 | s×d2015 | Comments(0)