space×drama2016の感想を様々な視点で載せていきます 。300文字以上の感想を各劇団が書いていきます。皆様もコメント欄に是非お書き下さい!


by spacedrama
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がっかりアバター感想

  笑の内閣の高間です

 私は食通が嫌いだ。そりゃ、私だってうまい飯は好きだ。ご当地の名物を食べに旅行に行く事もある。色んなものを食ってみたい欲も強く、うさぎ、カエル、ワニ、ダチョウ、カンガルー、コオロギ色々食ったし韓国では犬も食った。しかしだ、××の○○がどうだこうだ、××以外は食えたもんじゃねえとか言う奴はなんやねんと思う。「美味しんぼ」なんて最高に狂ったマンガじゃないか。鼻血騒動の前から雁屋は狂った親父である。海原雄山なんか刊を追うごとに人格者ぽく書かれてるが、あんなん初期の頃から代わらずクズだろ。なにを出されても美味い美味いと食う方が幸せである。

 で、芝居になるけども、まあ私は別に芝居そのものが好きじゃなく、自分の芝居は好きだけども他人の芝居は好きじゃない。他人の芝居でも面白いものもあるが、野球や競馬の方が面白い確率が高いので8割くらいの芝居は客席にいても苦痛でしかないのだけども、それは別に威張る事ではない。私には世の中の8割くらいの芝居を面白いと思う感性が不足しているだけだ。

 ところが、どうも世の中には、「あまり上出来とは言えない作品に笑う客は未熟」「面白いを連発するより、滅多に面白いと言わない方がかっこいい」という風潮がありますね。まあ、確かに8割くらいの作品を面白いと書く石田1967なんかは馬鹿にしか見えないというか実際馬鹿だけども、しかし人生を得しているのはどちらなんだとも思う訳です。2割くらいしか面白いと言わない(感じない)私がこれいうのもあれですが。

 とはいえ、面白いと思えんかったもんは思えんかったんだからしょうがないわけですが、しかし思えんかったのを面白いと言ってる人がいる。それはちゃんと分析しなきゃならないわけですね。例えばうちの鈴子、合田は今回面白く感じなかったわけだが、さすが頭が良い、今までうちを何回も見ているという有利さはあるものの、なぜ他人は受けて、自分は笑えなかったかの分析が鋭い。そして、すっ太郎。僕はすっ太郎のことが大好きなので標的にするけども、あいつは不可だね、あいつのうちの芝居を書く目的への考察は正しいのだけども、なぜ自分が楽しめなかったが、世間では評価されてる(いや、動員4桁行ってないし、受賞歴もほとんどないんだから評価されてないでいいんけど)のかへの考察がなく、他の客が甘いからみたいな頓珍漢な考察しか出来ていない。まあ、そこは長くなるから書かんけど教養の問題なのだがね

 で、長過ぎる前置きだががっかりアバターである。私は何回か見てるが、全然面白いと思わないのである。例えば下ネタが多いと言われてるけど、あれは下ネタじゃなくで下だしね。下ネタというのは下なことをいうことではなく、下を馬鹿馬鹿しくすることで性欲ではないから、なんかアンディはセックスする時もマグロなんじゃないかと思う作風である。で、ここが問題だが、作家が才能がないならもう見に行かないですむ話なのだけども、初見の段階で面白いと思わなかったのに、なぜか「この作家は才能がある」「この作家はもの凄く面白い本を書ける能力がある」とは思ったのです。そして、その後実際アンディと知り合って話してみると、すごく面白い奴なんだな。とてもインテリジェンスが高い。クロージングトークの後、私はアンディに「一緒にチェルノブイリに行かないか」と誘ったらすごい行きたがったのですね。これは重要です。チェルノブイリに行かないて誘って、行きたがらない奴は作家としてクソです、感性がなってない。それが彼はもの凄く行きたがったので、もの凄い奴だと思うのです。まあ、充電中に「まずは絶歌を読みたい」て言ってたのは評価しないけどね。そりゃ例え過去犯罪者だった人間でも刑期を終えてる以上、遺族の許可がなかろうが本を出すのは表現の自由だと思うが、単純に酒鬼薔薇なんてあの声明文読む限り文才ないでしょ。サイコパスとしても佐世保の姉ちゃんが出た今では格の違いが浮き彫りになったし、ありゃ読まなくてよい。

 で、今回の芝居を見て、とにかくひとつひとうのパーツの中で、すごいなあと思うパーツはたくさんあるんだけども、やっぱりじゃあなんなんだと思う訳です。アンディの心の叫びであれば散らかっててもいいんだけど、心の叫びではないだろうし。別に性的虐待とか本人の切実な問題じゃないでしょ、切実じゃないと書いちゃいけないとかじゃなくて、私は別に性的虐待というものを性的虐待されたお客さんが客席にいて傷つけるくらいの興味本位なエンタメ的扱いをしてても全然良いと思うのだけども、そこまで行っているわけではない。世の中には、他人が重く見てることが当人には別に軽いってこともよくあって、性的虐待をそう扱ってるのならもの凄く恐ろしくて素晴らしいなと思うのだけど、それはすごい技術がいて無意味に重いてお客さんが勝手に意味付けしちゃうとかあって実際より芝居の方がしづらいのがあるではないですか。うちも今回、片親設定のキャラが居て、実際別に片親だからって苦労も寂しさもない奴はいっぱいいてそういう方に演出したのに、お客さんはそう受け取らずに軽いて言われたし。

 結局なんかアンディの持ってる能力を100%引き出せてない感が毎回するのね。手をぬいてるという意味ではないのだが、客に親切すぎるってのはちょっと違うのだが、彼の表現において芝居て手段が一番適切なのかも含めてわしは物足りないのである。

 で、ようやく前段に戻って、アバターを面白いていう人、評価してる人を、いかに馬鹿にせずに何故なのか考察しなければならないのですね。それがアンディの才覚だというなら、私と全く一緒の評価点なのだけども、でも現時点で客席では笑ってるしな。もっと素直に見ればよいのかな。もっと若ければ良いのかな。わしが理屈っぽすぎるのかな(どうもうちの論理的思考が苦手な人が楽しんでる傾向も見て取れる)とかあるけど、まだ現状アンディと話してる方が楽しいですねえ。トークショーより芝居が見たいと思えるようになるのを期待
 
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by spacedrama | 2015-06-18 01:45 | s×d2015 | Comments(0)