ミジンコターボ「ゼクシーナンシーモーニングララバイ」を見ました。(かのうとおっさん・かのう)
2013年 05月 17日
やはり、この物語の一番のポイントは、客席から舞台に向かって右側の舞台袖に、神父役でありながら、たいそうな音響機械を僕にしたいでたちの役者兼音響さんが終始おられたことでしょう。
物語はおさななじみの男女がお互いを意識しながら時には反発しあいながらも結局相思相愛という心温まるストーリーで、テンポよく時には歌を交えながら進み、それはさながら恋愛ファンタジーのようなのですが、そんな時舞台袖をみると、無表情な神父さんがおられるのです。
しかも彼の目の前には音響の機材から出ている何十本のコードがなまなましく存在しており、舞台が愛と夢にあふれていればいるほどそのギャップがすさまじいものになってまいりまして、「これは油断なるまいぞ」という気持ちに終始させてくれるのでした。
しかしそんな神父さんを超えて、私が一番心を動かされましたのは、幼い頃から難病でいつ死んでもおかしくないと言われ続けてきた主人公の男よりも、元気だったはずの幼馴染・長じて妻になった女のほうが早く死んでしまう、これに納得のいかない男、人生を思い返していい人生だったと死んでいく妻。大変感動的であり、客席からはすすり泣く声も聞こえ、私も思いっきり泣いていましたが、次のシーンではいつの間にか男も死んでいて、天国でアッサリ再会したというこの流れです。
それまでいい音楽がかかり、人生の走馬灯は役者全員で盛り上げ、一人男を残して笑顔で死んでいく女、残された男・・・。ものすごい盛り上がりだったんです。ラストシーンか?と思うくらい感動的なシーンだったんです。なのに!!死後の世界でびっくりするほどアッサリ再会したばかりか、死に掛けの友達が「死に掛けだから」という強引な理由でそこにいたり、すでに死んでた知人が生まれ変わりの時間が来たといってこれまたアッサリ去ったりと、まあ、それまでの感動を返せ!といわれんばかりの台無し感満載だったんですが、私は大変納得しました。
そうよね!!死んで再会するよね!!
と、何か死ぬということが、悲しいというだけじゃなくて、再び死んだ誰かと再会できるという非常に明るいものなんだなあ、と思わされるわけです。ああ、死ぬのも悪くないよね!という気持ちにさせられるのです。
そんなわけで、非常にすがすがしい気持ちで劇場を後にしました!ミジンコのみなさん、お疲れ様でした!
☆★★★★(星4つを表現!)
物語はおさななじみの男女がお互いを意識しながら時には反発しあいながらも結局相思相愛という心温まるストーリーで、テンポよく時には歌を交えながら進み、それはさながら恋愛ファンタジーのようなのですが、そんな時舞台袖をみると、無表情な神父さんがおられるのです。
しかも彼の目の前には音響の機材から出ている何十本のコードがなまなましく存在しており、舞台が愛と夢にあふれていればいるほどそのギャップがすさまじいものになってまいりまして、「これは油断なるまいぞ」という気持ちに終始させてくれるのでした。
しかしそんな神父さんを超えて、私が一番心を動かされましたのは、幼い頃から難病でいつ死んでもおかしくないと言われ続けてきた主人公の男よりも、元気だったはずの幼馴染・長じて妻になった女のほうが早く死んでしまう、これに納得のいかない男、人生を思い返していい人生だったと死んでいく妻。大変感動的であり、客席からはすすり泣く声も聞こえ、私も思いっきり泣いていましたが、次のシーンではいつの間にか男も死んでいて、天国でアッサリ再会したというこの流れです。
それまでいい音楽がかかり、人生の走馬灯は役者全員で盛り上げ、一人男を残して笑顔で死んでいく女、残された男・・・。ものすごい盛り上がりだったんです。ラストシーンか?と思うくらい感動的なシーンだったんです。なのに!!死後の世界でびっくりするほどアッサリ再会したばかりか、死に掛けの友達が「死に掛けだから」という強引な理由でそこにいたり、すでに死んでた知人が生まれ変わりの時間が来たといってこれまたアッサリ去ったりと、まあ、それまでの感動を返せ!といわれんばかりの台無し感満載だったんですが、私は大変納得しました。
そうよね!!死んで再会するよね!!
と、何か死ぬということが、悲しいというだけじゃなくて、再び死んだ誰かと再会できるという非常に明るいものなんだなあ、と思わされるわけです。ああ、死ぬのも悪くないよね!という気持ちにさせられるのです。
そんなわけで、非常にすがすがしい気持ちで劇場を後にしました!ミジンコのみなさん、お疲れ様でした!
☆★★★★(星4つを表現!)
by spacedrama
| 2013-05-17 15:13
| s×d2013