ミジンコターボ『ゼクシーナンシーモーニングララバイ』 by劇的☆ジャンク堂 五味たろう
2013年 05月 14日
総評★★★★☆
"装置"の使い方が楽しくてたまらなかったです。
その筆頭が舞台にねじこんだ音響ブースとオペレーターを兼ねた神父役でしょう。
しかも一切喋らない。と思いきや、オチのシーンで喋らせて笑いをとりにきました。
この笑いの取り方がいやらしくなく、むしろ感動のクライマックスの後に心地の良いリラックスを提供してくれました。
可愛らしい女優陣が代わる代わる世代違いのヒロインを熱演していたのも印象的です。
他にも
美術、音楽、あかり、役者、展開、そしてオチ。
どこもかしこも、楽しませるための計算があり、悩みがあり、
作品とマッチしていました。
若手とベテランの力量差が見えましたが、それを含め愛おしくて、応援したくなるような気持ちにさせてくれました。
この劇団がこの芝居をする、だから意味がある。
そう思える愛情がたくさん詰まった作品を楽しませて頂きました。
全体構成に比べると「つかみ」が強くなかったので、キャッチーでインパクトのある工夫があればより見やすかったかもしれません。
であれば後半に効いて来る「起」の部分がたるむことなく、時間を流せたのではないかと少し残念に思います。
劇的☆ジャンク堂 五味たろう
"装置"の使い方が楽しくてたまらなかったです。
その筆頭が舞台にねじこんだ音響ブースとオペレーターを兼ねた神父役でしょう。
しかも一切喋らない。と思いきや、オチのシーンで喋らせて笑いをとりにきました。
この笑いの取り方がいやらしくなく、むしろ感動のクライマックスの後に心地の良いリラックスを提供してくれました。
可愛らしい女優陣が代わる代わる世代違いのヒロインを熱演していたのも印象的です。
他にも
美術、音楽、あかり、役者、展開、そしてオチ。
どこもかしこも、楽しませるための計算があり、悩みがあり、
作品とマッチしていました。
若手とベテランの力量差が見えましたが、それを含め愛おしくて、応援したくなるような気持ちにさせてくれました。
この劇団がこの芝居をする、だから意味がある。
そう思える愛情がたくさん詰まった作品を楽しませて頂きました。
全体構成に比べると「つかみ」が強くなかったので、キャッチーでインパクトのある工夫があればより見やすかったかもしれません。
であれば後半に効いて来る「起」の部分がたるむことなく、時間を流せたのではないかと少し残念に思います。
劇的☆ジャンク堂 五味たろう
by spacedrama
| 2013-05-14 01:59
| s×d2013