space×drama2016の感想を様々な視点で載せていきます 。300文字以上の感想を各劇団が書いていきます。皆様もコメント欄に是非お書き下さい!


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激団しろっとそん「彼女に鎌を下ろすとき。」を観ました。

激団しろっとそん「彼女に鎌を下ろすとき。」を観ました。
Micro To Macroの石井です。

まず、作品を語る前に、しろっとそんさんの魅力は、その若さと、お芝居が大好きです!という想いが全面に溢れていることと、観るものを参観日の父兄のような気分にさせてしまう、つまりグイと味方にしてしまう役者の親近感だと思います。以前観たしろっとそんさんの作品でもそれを感じましたし、この作品でもそれをとても感じました。

若いということは本当に武器だなぁと思います。年よりがやっても全く可愛くないことがとても愛らしく見えるし、フレッシュであることはある意味それだけで好感度に繋がるほどの力になると思います。

お芝居が好きという気持ちが伝わるのも観客にとってはとても気持ちのいいもので、プラス要素だと思います。

親近感が湧くことも当然、観るものを作品の内容に惹きこむ大きな要素だと思います。

この大きな要素を得ているしろっとそんは凄いです。

そして作品について。
高校時代の名作をリメイク!と銘打った本作。高校時代45分で上演したものを1時間45分(1時間50分でしたか?)に膨らませた作品。上演時間を1時間伸ばすということは、リメイクというよりもう別モノではないかと思うのですが、それくらいたくさんの想いと労力をかけて本作を作り直したのではないかと思います。

そこで、一番きいてみたいのはどこを膨らませたのだろう・・ということです。きっと名作と思える自分の大切な作品だったので、丁寧に練り直したと思うのですが、観終わった時、話として見せたかったのが、幽霊ミオの彼への想いの方なのか、エリの過去のトラウマからの脱皮と成長の方なのか、どっちだったのかなと感じてしまいました。おそらくどちらも大切な要素で、それ以外にも死んで死神になってしまったお母さんの想いとか大切なものがとてもたくさんあって、それを「友情」という一番の大きなテーマで結びつけて全部を届けたかったのかなと思うのですが。(違ってたらごめんなさい)

私は、観ていて、ぽるんちゃん演じるエリが物語の主軸に感じられたので、全部同じくらい伝えてしまわず、虐待というトラウマを持つエリが、幽霊や演劇部仲間との友情を得てトラウマを乗り越える・・・というお話でも十分この物語は素敵な物語になると思いました。

私も偉そうには言えなくて、いつも色んなことを盛り込み過ぎて何を伝えるべきかの焦点がずれたりすると感じているので、これは自分に向けての言葉でもあります。怖いけど「切る勇気」は常に必要かなと。

初めにしろっとそんの魅力だなと感じる部分をあげさせて頂きましたが、これは、怖い要素でもあります。いずれこの要素だけでは戦えなくなるというか通用しなくなることもある要素だからです。
なので、この若き勇士たちに、もっともっと新たな魅力が備わってくることを期待します。というか期待させるので不思議ですね。

そして、参加劇団の中、唯一劇団員だけで公演を打っているというこの強みはやはり素晴らしい。常に同じ仲間で全部をやっていけるということは、これからどれだけでも、その成長を見れるということです。期待せずにはおれないわけです。

そんなことを想った次第です。
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Commented by 秋月ピエール・準 at 2011-08-25 04:06 x
劇評ありがとうございます!
年を経るにつれて、今のままでは通用しなくなっていく…

次の公演では、少しでも実力をつけて、少しでも通用する劇にしていけるように頑張っていきたいと思います!

ありがとうございます!
Commented by くろ@激団しろっとそん at 2011-08-25 18:26 x
ありがとうございます。

『武器』を巧に扱い戦い抜く。
そんな気分です。
私たちがもっている武器は
おっしゃられた通りいいことばかりではありません
いつか無くしてしまうものかもしれません
いつか切り捨てなければならないものかもしれません
ですが、そうならぬよう
今できる最高のものを作っていく。
その思いでいっぱいです

どうかこれからも私たちしろっとそんをよろしくお願いいたします

くろ/花園モエ/しろっとそん
by spacedrama | 2011-08-25 03:55 | s×d2011 | Comments(2)