コトリ会議「びゅいーん、瓶」を観ました。
2010年 08月 24日
コトリ会議さんのお芝居をを観るのは初めてでした。
かねてより噂を聞いていて、とても楽しみにしていました。
観終わった後の感想は、ひとことで言うと、「なんて素敵な世界観だろう」でした。
私の中では登場人物がみんな、とてもかわいらしく、愛しい存在になっていました。
瓶に込められた想いは届かず、みんないなくなってしまって、何も残らない「無」の結末であるのにです。そこにいた人たちの大騒ぎがとても愛おしい。なんか凄いセンスを感じました。
山本さんの台詞そのもののなんとも言えない面白さとテンポの良さ、その演出に応える役者たち。それらが醸し出す作品全体の心地良さのせいもると思うのですが、その「世界観」にとても魅了されました。
愛しい人と一緒にいたいとか、何かを成し遂げる為にみんなで一生懸命になるとか
そんな普遍的な人間のテーマが、そっと届けられる、そんな印象を持ちました。
四方囲み舞台というのですか、このお芝居をこの装置でしていることが最初はわからなかったのです。
役者の顔がまるで見えなかったり、やはりところどころ声が聞き取りにくくなってしまったり。ああ~、今喋っている役者さんの背中じゃなくて顔が見たかったよーと何回も思っていたのですが、でも、ずんずん観ていると、そのやきもきしたのも面白さになってきました。大統領選挙の演説の時に、みんながくるくる180度、向きを変えてあーだ、コーダ言うところとか、その役者さんの背中を見て笑ってしまいました。やられたーって感じでした。ちゃんと、見ていると、選挙であーだこーだいう候補者に翻弄される人々であり、それを実はどうでもいいと大したこと言ってないよと受け止めている現代人の様子でもあるように見え、(勝手に解釈しています)とても面白かったです。
壮大なスケール、宇宙レベルの物語のはずなのに、ただふんわり風が吹いてたな・・・そんな気持ちになりました。
でもそれは、とても心地よい風でした。
Micro To Macro 石井
かねてより噂を聞いていて、とても楽しみにしていました。
観終わった後の感想は、ひとことで言うと、「なんて素敵な世界観だろう」でした。
私の中では登場人物がみんな、とてもかわいらしく、愛しい存在になっていました。
瓶に込められた想いは届かず、みんないなくなってしまって、何も残らない「無」の結末であるのにです。そこにいた人たちの大騒ぎがとても愛おしい。なんか凄いセンスを感じました。
山本さんの台詞そのもののなんとも言えない面白さとテンポの良さ、その演出に応える役者たち。それらが醸し出す作品全体の心地良さのせいもると思うのですが、その「世界観」にとても魅了されました。
愛しい人と一緒にいたいとか、何かを成し遂げる為にみんなで一生懸命になるとか
そんな普遍的な人間のテーマが、そっと届けられる、そんな印象を持ちました。
四方囲み舞台というのですか、このお芝居をこの装置でしていることが最初はわからなかったのです。
役者の顔がまるで見えなかったり、やはりところどころ声が聞き取りにくくなってしまったり。ああ~、今喋っている役者さんの背中じゃなくて顔が見たかったよーと何回も思っていたのですが、でも、ずんずん観ていると、そのやきもきしたのも面白さになってきました。大統領選挙の演説の時に、みんながくるくる180度、向きを変えてあーだ、コーダ言うところとか、その役者さんの背中を見て笑ってしまいました。やられたーって感じでした。ちゃんと、見ていると、選挙であーだこーだいう候補者に翻弄される人々であり、それを実はどうでもいいと大したこと言ってないよと受け止めている現代人の様子でもあるように見え、(勝手に解釈しています)とても面白かったです。
壮大なスケール、宇宙レベルの物語のはずなのに、ただふんわり風が吹いてたな・・・そんな気持ちになりました。
でもそれは、とても心地よい風でした。
Micro To Macro 石井
by spacedrama
| 2010-08-24 02:52
| s×d2010